CWJ和歌山05 群青と白亜のシーサイドクルージング

群青の海と海岸線に広がる白亜の石灰岩群とのコントラストが美しい白崎海岸を走れば、気分はエーゲ海。

和歌山県の中西部、紀伊水道を望む海岸線を北上し、紀伊半島最西端の灯台や、白亜に輝く巨大な石灰岩群、それらと群青の海とのコントラストを楽しみながら走る、爽快なシーサイドルート。醤油発祥の地、湯浅にも立ち寄ります。ゴールの直前には、みかんの丘への絶景ヒルクライムのオプションも。
JR御坊駅からスタートし、4.5kmほどで海岸線へ。ここから60kmほど、ルートはほぼ海岸線に沿って走ります。まずは、紀伊半島最西端の日ノ御埼(ひのみさき)にある、紀伊日ノ御埼灯台を目指します。大型船も寄港する由良港を過ぎ、小さな峠を越えて海岸線に戻ると見えてくるのが、群青の海に浮かぶ白亜の巨大な石灰岩群。この白い石灰岩に公園全体が囲まれた「白崎海洋公園」は、道の駅にもなっており、休憩やランチスポットにぴったりです。
海岸線の道にはいくつかのトンネルがありますが、自転車で走るならトンネルを避けて車の少ない細い道を行きましょう。登り坂になることも多いですが、その分、海や港を見下ろす良い眺めが待っています。
当ルートを走るなら、お土産は「醤油発祥の地」湯浅の醤油がおすすめです。板張りや白壁の醤油蔵が並ぶ保存地区は、一見の価値あり。
ゴール直前、「有田みかん」の広大な段々畑が広がる「みかんの丘」への絶景ヒルクライムは、余裕のある方にはぜひおすすめしたいオプションです。(みかんの丘へ向かわない場合の当ルートは、距離68km、獲得標高1,050m。)
距離:94km、獲得標高:1,592m


スタートは、特急「くろしお」も停車するJR御坊駅。

まず目指すのは、紀伊半島最西端の日ノ御埼にある白亜の灯台、紀伊日ノ御埼灯台。

紀伊日ノ御埼灯台からは、紀伊水道を一望する海のパノラマ絶景が。

白崎海岸のシンボルとも言えるのが、真ん中にぽっかりと大きな穴の開いた白亜の巨岩「立厳岩」(たてごいわ)。

白崎海洋公園でランチなら、おすすめは地元産のタコを使った「たこ飯」。

白崎海洋公園を出て少し登った高台からは、スヌーピーが顔を突き出して寝そべっているように見える島、通称「スヌーピー島」(正式名称は十九島(つるしま))を見ることができます。

小引海水浴場(40.5km地点)の先から連続する4つのトンネルを避けて、ブルーライン通りに細い登り坂に入っていけば、登った分のご褒美となる素晴らしい眺めが待っています。

衣奈漁港から一旦海岸線を離れて峠を越えると、みかん畑に囲まれて海へと続く絶景ワインディングロードが現れます。

「醤油発祥の地」湯浅では、板張りの醤油蔵が並ぶ保存地区に立ち寄り。1年以上かけて仕込む伝統的な製法で作られた醤油はお土産にも喜ばれるでしょう。

ルートは再び入り組んだ海岸線へ戻り、細かいアップダウンを繰り返しながら、さらに北へと向かいます。

日本一の生産量を誇る「有田みかん」の広大な段々畑が広がる「みかんの丘」は、何度も大きく折り返す九十九折のヒルクライムコース。有田川と高速道路を見下ろす上からの眺めはまさに絶景!坂好きにはたまらないオプションルートです。

みかんの丘へ登るなら、ぜひ、頂上にある風力発電機の下まで行ってみましょう。真下から見る巨大風車は迫力満点。