城崎温泉から日本三景の一つ「天橋立」を目指し、途中で国の特別天然記念物「コウノトリ」の野生復帰の拠点を訪ね、帰路には「皿そば」で有名な旧城下町「出石」に立ち寄る130km弱のロングライドルート。
ルート内でいくつかのトンネルを通行するため、前後の明るいライトは必携です。
城崎温泉を出て、定番の「玄武洞」なども見学しつつ、「コウノトリ」の保護育成と野生復帰に取り組む「コウノトリの郷公園」を訪ねます。運が良ければ、野生復帰したコウノトリが、人工巣塔の上でひなを育てる姿が見られることも。
ルートは県境の小さな峠(河梨トンネル)を越えて兵庫県から京都府へ。さらに若干のアップダウンを繰り返して、海沿いの道に入れば、天橋立はもうすぐです。
宮津湾に浮かぶ全長3.6kmの砂州であるこの天橋立、実は、その砂地の道は一般府道で、自転車歩行者専用道路とされています。つまり、天橋立は自転車で走ることができるのです。
天橋立を渡るライドを楽しんだら、ルートは再び県境の峠(岩屋峠)を超え、のどかな田園風景の中を出石方面へ。
但馬の小京都とも呼ばれる出石では、城下町の雰囲気を楽しみ、名物である「出石皿そば」を味わいましょう。出石の街には50軒もの蕎麦屋が並んでいるのです。
帰路は円山川沿いを走って城崎温泉に戻ります。
「玄武岩」の名の由来ともなった国の天然記念物「玄武洞」は、本ルートの城崎温泉から約5km地点。
「コウノトリの郷公園」周辺では、野生復帰したコウノトリが、人工巣塔の上でひなを育てる姿が見られることも。
海が見えてきたら、目指す天橋立ももう少し。
天橋立の中にある「はしだて茶屋」で休憩やランチもよいですね。あさり丼がおすすめだとか。
出石には、シンボルである日本最古の時計塔をはじめ、城下町の街並みが残ります。
出石名物「出石皿そば」は、出石焼の小皿に盛られた1人前5皿のそばが、徳利に入ったダシと、刻みネギ・おろし大根・ワサビ・トロロ・生鶏卵などの薬味とともに提供されます。もちろん、そばの皿は追加注文可能。