CWJ日光鬼怒川02 杉並木と霊験の山と蔵の街

日光例幣使街道の杉並木は、石垣の上に立っていることもあってかひときわ高く、道行く者を包み込み、外界と遮断された別世界へと誘う雰囲気。

鬼怒川温泉を出発地として、日光例幣使街道の杉並木を抜け、古峯神社、古峯ヶ原、深山巴の宿といったいにしえのパワースポットを巡ったのち、蔵の街を見学して栃木駅に至るルート。
鬼怒川温泉からは、できる限り国道(新道)を避け、日光江戸村なども覗きながら下り、今市駅付近で日光例幣使街道へ入ります。日光例幣使街道の杉並木は、日光街道の杉並木とはまた異なる雰囲気で、舗装車道となっているためロードバイクでも走りやすいのが特徴です。
杉並木が途切れたら国道(例幣使街道)を離れ、だんだんと山道へ。途中からは黒川の清流沿いを走ります。黒川神社の鳥居を過ぎたら、標識に従って古峯原方面へ。
古峯神社一の大鳥居のあたりから、本格的なヒルクライムが始まります。また、この一の大鳥居から先の主なカーブには番号が振られており、ヒルクライム頂上のカーブは「40番」。途中の13番カーブの先に、古峯神社があります。
山頂から一旦下る途中、森の中に佇むパワースポット「深山巴の宿」を訪ねてみましょう。未舗装路となるため自転車は適当な所に置いて。
その先もう少しだけ登ると現れる看板に従って、前日光ハイランドロッジで休憩。ルートには入れていませんが、さらに1.4kmほど登った象の鼻展望台から日光連山を眺めるのもよいでしょう。
ここからゴールまでの50km強はほぼ下り。粕尾峠を過ぎてヘアピンカーブの急な下りが続きます。
栃木市街に入ったら、巴波川沿いに並ぶ蔵作りの建物を見学して、栃木駅にゴール。
栃木駅には、JR両毛線と東武日光線(特急も停車)が乗り入れており、東京方面へ帰る際にも便利です。


黒川のせせらぎを聞きながら、清流沿いを気持ち良く走ります。

古峯神社一の大鳥居は、高さ約25mの鋼板製。本格的なヒルクライムが始まります。

古い歴史を持つ古峯神社は紅葉の名所でもあり、紅葉の時期は境内や庭園が美しく色づきます。

古峯ヶ原高原へと続く九十九折のヒルクライム。各々のカーブには番号が振られています。

深山巴の宿は、日光開山の祖、勝道上人の修行の地。山奥深く静寂に満ち、今なお人智を超えた力の存在を感じさせる場所です。

栃木市街に入ったら、巴波川沿いに並ぶ蔵作りの建物を見学。ゴールはもうすぐ。